空挺団物語(7)降下用落下傘の開発
▼座布団式の97式
陸軍は操縦者用にはアメリカ製のアービング式、同乗者用にはイタリアのサルバトール式の各落下傘を採用することにした。アービング式は操縦者が腰に吊るして、機上では腰の下に敷く座布団形式だった。これを1号落下 ...
空挺団物語(6)落下傘の歴史
□「偕行」について
偕行社(かいこうしゃ)についてお話します。偕行社とは陸軍将校を会員とする研究・親睦団体でした。「偕行」という社名は「偕(とも)に行かむ」から名付けられました。その会の月刊誌が『偕行社記事』です。投稿は ...
空挺団物語(5) 本格的輸送機の開発
□ご挨拶
参院議員選挙が終わりました。大方の予想通り自民党が大敗、国民民主と参政党が大きく力を伸ばしました。予想されていたこととはいえ、今後の政局の混迷を考えると頭が痛くなります。アメリカからは経済的な圧迫を受け、中国から ...
空挺団物語(4)輸送機をどうするか?
□陸軍輸送機の抱えた問題
航空優先のかけ声が大きかった。ところが、地上絶対という言葉もあった。どんどん拡充しろ、航空は大切だと誰もがいう。ところが、実際の予算の配分や、開発についての経費などの交渉では航空部門が最優先とい ...
空挺団物語(3)航空優先、地上絶対時代
□いよいよ梅雨明け
なんだか急に梅雨明けになりました。猛烈な暑さがやってきました。みなさま、体調を崩されませんように、ご自愛ください。わたしは日傘をさして、飲料水をぶらさげて歩いています。勤務先から最寄りのJRの駅まで、 ...
空挺団物語(2)ソ連赤軍とドイツ
□ご挨拶
西日本の各地では梅雨明け宣言が出されたとか。いつもより3週間も早いとのことで、東日本でも梅雨前線は遠く太平洋上にあるようです。これが戻ってくると、少しは雨があるそうですが大気が不安定になるくらいで、連日の雨模様 ...
空挺団物語(1) 挺進部隊の始まり
□挺進作戦の起こり
「挺」は訓では「ヌく」とある。引き抜く、抜き出るといい、ヌキンでるとも読む。群れからぬき出るという意味もあり、「挺進」は人より先に抜け駆けして進むことに使われた。
戦前陸軍で、初めて文書 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(最終回)自衛隊砲兵史(62) 即応性・機動性
□ご挨拶
先週に引き続き、アマゾンでも店頭でも『自衛隊砲兵』の人気が続き、たいへん嬉しく思っています。多くのOB、現役の隊員の皆さんからも「真の姿を描いてくれた」「一般の方にも特科とは砲兵のことだという理解が進んだ」「自 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(115) 自衛隊砲兵史(61) ヒトロク大綱とその後
□ご挨拶
いよいよわたしの暮らす関東地方も入梅になりましょうか。先日も機会をいただき、自衛隊砲兵の実弾射撃の景況を見せていただきました。装輪の19WHSP、装軌の99HSP、また従来のFH70による155ミリ砲弾の炸裂、 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(114)自衛隊砲兵史(60) 陸自大変革
□はじめに
「師団は師団である、その編制はどこで切ろうが金太郎飴のように同じである」というのが、それまでの部隊編成の考え方でした。それは帝国陸軍以来の平時の師団の在り方だったのです。陸上自衛隊は、甲(4個普通科連隊基幹) ...