陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(75) 自衛隊砲兵史(21) 「ここで戦う意味は何か?」
□はじめに
8月15日がやってきました。ポツダム宣言を受諾し、国民に昭和陛下が自らの声で語りかけた玉音放送が行なわれた日でした。この日の前後にはマスコミや論壇で、さまざまな主張がされるのが当たり前になっています。
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(74) 自衛隊砲兵史(20) 第3連隊戦闘団の戦い
□はじめに
お盆休みをいかがお過ごしでしょうか。とにかく暑い、その中でわたしは航空自衛隊熊谷基地にお邪魔しました。帝国陸軍の飛行学校があったところです。籠原(かごはら)の駅を降りると、ほんとうに平らな地形が広がっていました ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(73)自衛隊砲兵史(19) 着上陸侵攻する敵部隊を撃破せよ
□当時「有事法制」は検討中
いよいよ木元陸将補のご著書『道北戦争1979』では、ソ連軍の航空優勢の中で稚内への着上陸侵攻が始まります。ここで興味深いのが、当時の「有事法制」です。木元氏は当時、防衛庁では3つの分類に従って、 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(72)自衛隊砲兵史(18) ソ連軍侵攻す
□ご挨拶
東北の方々のご災厄に心からお見舞い申し上げます。新幹線も復旧、運転再開までかなりの日数がかかるようです。道路も、橋も、インフラの損壊が大きいようで、この夏のお暮らしを思うと、心が痛みます。どうか御身大切に。
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(71) 自衛隊砲兵史(17) 1つの可能性の物語
□ご挨拶
暦では「大暑」だそうです。暑いわけですね。沖縄県は台風の接近で史上空前の猛暑とかテレビで言っていました。昨日は陸上自衛隊富士駐屯地の70周年記念行事でした。時たまに太陽が雲に隠れると、すうっと涼しい風を感じます ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(70)自衛隊砲兵史(16) 連隊戦闘団の戦い
□ご挨拶
またまた線状降水帯が生まれそうだとか。天気ニュースを読んでいます。九州や山口県の皆さま、十分にお気をつけください。知人の元自衛官が多く県市町村の防災担当部署にいます。その話を聞くにつけ、各自治体のご努力がよく伝 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(69) 自衛隊砲兵史(15) 70年代の装備(1)
□ソ連崩壊後に登場した装備の数々
話があちこち飛んで恐縮ですが、今日は陸自の自走榴弾砲について語っておきましょう。それは、先日耳にしたのですが、ある駐屯地の記念日で「戦車だ。戦車だ」という声が観客からあがったといいます。 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(68)自衛隊砲兵史(14) 冷戦の終焉
□胸ポケットの地図
大事な友人がいます。もう付き合いも25年にもなります。ある連隊のベテラン幹部でした。初めて知り合った頃、彼が若い陸曹で北海道にいたことを聞きました。
「僕らね、戦闘服のポケットに、いつも地 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(67)自衛隊砲兵史(13) 107ミリ重迫撃砲(3)
□ご挨拶
いよいよ梅雨入りです。それにしても例年から比べると10日も、あるいは2週間も遅くなっているとか。線状降水帯の警報もあり何かと心配になります。
陸自発足時には特科(砲兵)部隊に迫撃砲も供与されました。 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(66)自衛隊砲兵史(12) 107ミリ重迫撃砲(2)
荒木 肇
□ご挨拶
暑い日々が続きます。先週の火曜日は、わたしも所属する(公益社団法人)自衛隊家族会の総会と、その後の理事会、意見交換会が市ヶ谷で開かれました。
その冒頭のご挨拶で、吉 ...