空挺団物語(11) パレンバン(2)──降下!降下!降下!
▼見慣れぬ中尉
田中耕一氏の回想録に珍しい話がある。スンゲイパタニーで準備中、長髪の見慣れぬ中尉が3名と下士官3名が現われた。大本営の特命でスマトラに行くので、降下部隊に同行させてくれという。身元を確認すると、総軍から「 ...
空挺団物語(10)パレンバン(1)─見よ落下傘空を征く
□ご挨拶
記録的な猛暑、線状降水帯、台風による被害が続いています。皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。わたしは朝から夜の夜中までエアコンを作動させて、なんとかしのいでいます。今のところ、ほとんど雨も降らず、気温が下がる様 ...
空挺団物語(9)降下即突撃
▼挺進飛行戦隊
1941(昭和16)年12月1日に挺進第1聯隊が動員される。つづいて団司令部、挺進飛行戦隊、挺進第2聯隊と次々と動員が下令された。2個挺進聯隊は各4個中隊、各中隊は3個小銃小隊(各4個分隊)、機関銃小隊( ...
空挺団物語(8)要員の募集と訓練
▼練習員募集
1941(昭和16)年1月には全国の部隊に要員募集の通達が回ったという。ただし、外地にある部隊には末端まで届いていなかった。防諜上の配慮もあり、文書には「機動部隊要員募集」となっていて、別途に「これは落下傘 ...
空挺団物語(7)降下用落下傘の開発
▼座布団式の97式
陸軍は操縦者用にはアメリカ製のアービング式、同乗者用にはイタリアのサルバトール式の各落下傘を採用することにした。アービング式は操縦者が腰に吊るして、機上では腰の下に敷く座布団形式だった。これを1号落下 ...
空挺団物語(6)落下傘の歴史
□「偕行」について
偕行社(かいこうしゃ)についてお話します。偕行社とは陸軍将校を会員とする研究・親睦団体でした。「偕行」という社名は「偕(とも)に行かむ」から名付けられました。その会の月刊誌が『偕行社記事』です。投稿は ...
空挺団物語(5) 本格的輸送機の開発
□ご挨拶
参院議員選挙が終わりました。大方の予想通り自民党が大敗、国民民主と参政党が大きく力を伸ばしました。予想されていたこととはいえ、今後の政局の混迷を考えると頭が痛くなります。アメリカからは経済的な圧迫を受け、中国から ...
空挺団物語(4)輸送機をどうするか?
□陸軍輸送機の抱えた問題
航空優先のかけ声が大きかった。ところが、地上絶対という言葉もあった。どんどん拡充しろ、航空は大切だと誰もがいう。ところが、実際の予算の配分や、開発についての経費などの交渉では航空部門が最優先とい ...
空挺団物語(3)航空優先、地上絶対時代
□いよいよ梅雨明け
なんだか急に梅雨明けになりました。猛烈な暑さがやってきました。みなさま、体調を崩されませんように、ご自愛ください。わたしは日傘をさして、飲料水をぶらさげて歩いています。勤務先から最寄りのJRの駅まで、 ...
空挺団物語(2)ソ連赤軍とドイツ
□ご挨拶
西日本の各地では梅雨明け宣言が出されたとか。いつもより3週間も早いとのことで、東日本でも梅雨前線は遠く太平洋上にあるようです。これが戻ってくると、少しは雨があるそうですが大気が不安定になるくらいで、連日の雨模様 ...