陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(54)最後の量産された火砲
□はじめに
陸自の西方への備えは着々と進んでいます。第7地対艦ミサイル連隊が編成完結を迎えました。装備する12式地対艦ミサイルは、1991(平成3)年から保有された88式地対艦ミサイルの後継です。射程は「百数十キロメート ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(53)軍馬のお話
□季節のご挨拶
一気に春めいて参りました。わが家の近所のお宅の白木蓮が満開で、そろそろ花が散りそうです。いつも道に落ちてしまい、おうちの方がよく掃いておられます。菜の花も開いて、チューリップの芽も出てきました。
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(52) 96式15糎榴弾砲
▼陸軍最後の野戦重砲
96式15糎榴弾砲は陸軍最後の野戦重砲です。1926(大正15)年1月から欧州大戦の研究を通して、技術会議では単一砲車自動車牽引式の15糎榴弾砲の研究が始まります。すでに欧州各国ではトラクターによる牽 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(51)4年式15糎榴弾砲
▼大正時代の野戦重砲
陸軍の15糎榴弾砲は、日露戦争後に到着したクルップ社に発注した38式15榴から歴史が始まります。いわゆる「サンパチ式火砲群」の一つです。しかし、いくつかの設計上の失敗があり、陸軍は大正時代に4年式15 ...