陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(60)

▼「昔は駄目だった」への反発

1962(昭和37)年といえば、東京オリンピックの開催、東海道新幹線の建設などが軌道に乗っていた頃です。社会の様子もすっかり現在の様子の原型ができあがってきました。

前年には私立大 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(58)

▼「防衛2法」国会で成立

防衛庁が発足します。1954(昭和29)年6月、防衛庁設置法と自衛隊法、いわゆる「防衛2法」が国会で可決成立しました。7月1日には防衛庁と陸・海・空の3自衛隊の新体制がスタートします。

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(45)

▼世界大戦を体験しなかったからという誤解

 これはよく言われることです。日本陸軍は第1次世界大戦をきちんと学ばなかったから、陸軍は新しい考えを取り入れなかった。たとえば、大正初めから装備化が進んだ38式歩兵銃の全長は短くな ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(44)

□地震被害にお見舞いを申し上げます。

 今もなお被災されて避難生活をされている方々にお見舞いを申し上げます。また、支援をされている自衛隊員、消防、警察、自治体の皆さまに感謝です。知人の連絡なども入っていますが、想像を超える ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(43)

□年頭のご挨拶

 明けましておめでとうございます。同時に能登半島の地震、津波などに被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、いまだに行方の不明な方々の一刻も早い救助を自衛隊、消防、 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(40)

□はじめに

 いま、自衛隊に対する執拗な国民からの信用を失墜させる議論がされています。セクハラ、パワハラ、事故、事件、なんでもかんでも自衛隊が信頼に値しないという論調がはびこっているように思います。じっさいのところ、起きた ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(39)

□はじめに

 第1次世界大戦と問われて、どのようなイメージを持たれているでしょうか。第2次世界大戦ならすぐに、原子爆弾、特別攻撃隊、真珠湾攻撃、ミッドウェイ、フィリッピンの戦い、硫黄島、沖縄などという太平洋方面、あるいは中 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(35)

▼戦う重砲兵

 くわしい戦記は専門の方々から学ぶこととして、技術史的な、あるいは運用上の細かいことなどを調べていきたいと思います。

 まず、攻城砲兵隊の射撃実施の要領から。

(1)主力をもって敵砲兵 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(16)

□はじめに

 明治15(1882)年、「日露戦争の軍事史的研究」で高名な大江志乃夫氏は、日本陸軍は外征型(国外に出征する、できる)に変わったと主張しています。それが今でも定説になっているようですが、この「外征型」という言葉 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

6-産業革命と火砲

□ご挨拶・テロの時代

 分からなくなりましたね。今度は現職総理の遭難。もっとも爆発物の威力が小さく、時限装置も不正確だったか、幸いなことに大事には至りませんでした。犯人を取り押さえたのは地元の漁師さんだったとか。とっさの判 ...