陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(71)

□ご挨拶

 暦では「大暑」だそうです。暑いわけですね。沖縄県は台風の接近で史上空前の猛暑とかテレビで言っていました。昨日は陸上自衛隊富士駐屯地の70周年記念行事でした。時たまに太陽が雲に隠れると、すうっと涼しい風を感じます ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(70)

□ご挨拶

 またまた線状降水帯が生まれそうだとか。天気ニュースを読んでいます。九州や山口県の皆さま、十分にお気をつけください。知人の元自衛官が多く県市町村の防災担当部署にいます。その話を聞くにつけ、各自治体のご努力がよく伝 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(69)

□ソ連崩壊後に登場した装備の数々

 話があちこち飛んで恐縮ですが、今日は陸自の自走榴弾砲について語っておきましょう。それは、先日耳にしたのですが、ある駐屯地の記念日で「戦車だ。戦車だ」という声が観客からあがったといいます。 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(68)

□胸ポケットの地図

 大事な友人がいます。もう付き合いも25年にもなります。ある連隊のベテラン幹部でした。初めて知り合った頃、彼が若い陸曹で北海道にいたことを聞きました。

「僕らね、戦闘服のポケットに、いつも地 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(67)

□ご挨拶

いよいよ梅雨入りです。それにしても例年から比べると10日も、あるいは2週間も遅くなっているとか。線状降水帯の警報もあり何かと心配になります。

 陸自発足時には特科(砲兵)部隊に迫撃砲も供与されました。 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(66)

荒木 肇

□ご挨拶

 暑い日々が続きます。先週の火曜日は、わたしも所属する(公益社団法人)自衛隊家族会の総会と、その後の理事会、意見交換会が市ヶ谷で開かれました。
 

その冒頭のご挨拶で、吉 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(65)

▼知られていない「軍事の常識」

 陸上自衛隊砲兵は、ただいま大きな改革の中にあります。砲身砲は削減され、部隊は次々と改編されているところです。203ミリ自走砲やMLRS(多連装ロケットシステム)は廃止され、地対艦ミサイルが ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(64)

▼迫撃砲にライフリングがないのは?

 迫撃砲(MOTOR)というのは、高い弾道で撃ち出して近距離までも射撃できる火砲です。もともとは日露戦争でも使われました。最も進歩したのは第1次世界大戦でした。加農は直射弾道で、榴弾砲は ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(63)

▼発射機と装填機

 30型ロケット弾発射機は懐かしい話題が多いので、もう一度詳しく語らせてください。技術研究本部が提携したのは、今はなくなったプリンス自動車株式会社でした。子供の頃にはトヨタ・クラウン、日産セドリック、プリ ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(62)

▼対ソ連戦への備え

 米ソ冷戦が先鋭化した1980年代後半でした。ソ連のアンドロポフ書記長、米国のレーガン大統領はことあるごとに互いを非難し合いました。一方、日米両国は「ロン・ヤス」関係といわれるような一体化、緊密化の時代 ...