陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(112)

□ソ連のペレストロイカ

 誰もが驚きました。ソ連邦の崩壊のニュースは世界中を駆けめぐり、あの共産主義の超大国が消えてなくなってしまうという不安感と、やっぱりという安心感があったと思います。

昭和の終わりに近いこ ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(111)

□ご予約多数へのお礼

 「自衛隊砲兵」いよいよ上梓近く、先行したネット予約などでは多くの方々からお申し込みをいただいております。ご期待をいただき、まことにありがとうございます。過去のことばかりではなく、現状と将来について言 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(110)

□『自衛隊砲兵』発刊のご挨拶

 ゴールデン・ウィークが始まりました。天候も安定し、長い連休に各地の行楽地も賑わうことでしょう。また、それを支えるお仕事に励まれる方も多いわけで、活気が溢れるニュースを見聞きすることも楽しみで ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(109)

□戦車は北転する

 今回は冷戦のさなかでの戦車隊のお話と第7師団の機甲師団化についてのお話を紹介します。参考にしたのは、『日本の機甲100年』(2019年、防衛ホーム新聞社)です。

 北転、「ほくてん」とは北方 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(108)

□74戦車に随伴できる装甲車

 61戦車には60式装甲車が随伴しました。新型の74戦車が登場すれば、当然、それと行動を共にできる装甲車が必要です。73式装甲車は、74式戦車の開発と並行して1967(昭和42)年度から70年 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(107)

□春が来ました

 全国各地から桜の開花宣言が聞こえてきます。桜を見ると、なぜか心が浮き浮きとするのは私だけではないと思います。ライトアップされた夜桜には、どこか妖艶な趣があるというのは友人の1人です。

 上ばか ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(106)

 さて、今回はいよいよ61戦車から74戦車への移行期について調べてみました。前回でもご紹介した葛原和三元1佐のご論稿、陸自富士学校機甲科部編『日本の機甲100年史』の資料などを参考にしています。

▼ソ連軍の完全優位時代

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(105)

 いよいよ分断作戦が始まります。今回も木元将補の『道北戦争1979』を元にして語らせていただきます。

▼7月17日

 宗谷丘陵は道北地域を東西に分ける分水嶺です。中央部には幌尻山(標高427メートル)、モイマ山 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(104)

 戦車・火砲の回収、修理はどうするか? 実際に疎いわたしたちには有難いことに『道北戦争1979』で木元将補が描いてくれました。

 名寄といえば、旭川よりさらに北にある盆地の名称です。そこには平時には高射特科群と普通科連隊が ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(103)

 木元将補の『道北戦争1979』はいよいよ大詰めを迎えます。両軍は戦車と火砲によって打撃力を競うことになります。ここで第2次大戦後の戦車の歴史をふり返ってみるのも一興でしょう。ちなみにこの時の新鋭戦車74式が、昨年、すべての部隊から姿 ...