陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(95)

今週も木元寛明元将補の著作『道北戦争1979』をもとに話を進めます。

▼5時間の時間差攻撃

 第7師団の作戦は次のように時間差攻撃を行なうものでした。まず、午前5時に第23戦闘団が攻撃を開始します。歌登(うたの ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(94)

□新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。また、もろもろのご事情から明るい気分ではない方々もおられましょう。わたしの友人の1人も元旦にご尊父を亡くされました。

 人生は「禍福(かふく)あざなえる縄のごと ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(93)

□戦車の射撃

 いよいよ仮想戦記の最大の見せ場である戦車隊の突入です。どのように企画された装備が、どのようにして戦場で生かされるのか、まさに開発者も、製造者も、用兵者もその存在そのものをかけた戦い、しかも貴重な人命を預けた ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(92)

□ご挨拶

 いよいよ今年もあと2週間になりました。いろいろなことがあり、さまざまな事件が起き、その多くはいずれ忘れられてしまうでしょう。戦後も80年近くとなり、戦争の直接の体験者は多く世を去りました。

ただし、 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(91)

□ご挨拶

 今年も残すところほぼ3週間、やり残したことが多いわたしは忙しくなります。部屋の片づけ、本棚の整理、ゴミ出し・・・、ええいやるぞと思わなければいけません。それなのに、やるぞ、やるぞと口ばかりのわたしは家族に愛想を ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(90)

□ご挨拶

 いよいよ今年も残すところ1か月となりました。今年はさまざまな出来事があり、それらに振り回され、自分自身の老いも感じた1年間でした。いきなりの能登の大地震、それから始まり自然災害も多く、気象もこれまでと違いました ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(89)

□ご挨拶

 ロシアによるウクライナ侵攻から、ほぼ1000日になります。背景も含め、複雑すぎる状況、さまざまな立場に立った解説もありますが、戦争そのものを調べ、考える機会にもなっているのも確かです。新しい兵器が使われて、その ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(88)

□ご挨拶

 いよいよ立冬も過ぎて、冬が近づいてきました。それにしても気温の乱高下があって、それへの適応に体力を使わされる日が多い気がします。

 先日は所用あって奈良を訪れさせていただきました。平城宮の朱雀門や大 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(87)

□「もしトラ」ではなく「またトラ」

 合衆国大統領を合衆国民が民主的選挙で選びました。トランプ氏はヒトラーのような独裁者だの、非民主的な政策をとるだのといった、「識者」の断言や「大手マスコミ」の論調があり、接戦だともいわれ ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(86)

□船舶工兵の再来か

 「にほんばれ」というフネの名前を聞かれましたか。新聞にも載っていました。陸上自衛隊が自衛隊海上輸送群という名前の部隊を新編します。それを構成する「小型級船舶」の名前です。広島県尾道市で進水した様子の写 ...