陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(46)

□総力戦研究の時代

 世界大戦(当時は次の戦争も予想できませんでした、だから第1次とか第2次という言い方はありませんでした)が軍事世界に及ぼした影響は大きなものでした。

日本陸軍は、あまりに大規模な戦争、新兵器 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(32)

□はじめに

 KYさま、いつもご愛読ありがとうございます。今回も素晴らしいご指摘に感服しました。「庶民の悲劇」に寄り添うのが戦後歴史学界の常識でした。「民衆はいつも被害者だった」、「地位の高い人間はいつも得をしていた」、そ ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(23)

□はじめに

 少し、時代がさかのぼります。今度は野砲と山砲の歴史です。

 列国陸軍が19世紀に戦場に持ち出した主要な火砲とは野砲と山砲です。野砲は2輪の砲架に載せて主に馬に牽かせました。道路ばかりか草地なども走 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(15)

□はじめに

 1871(明治4)年のことでした。兵部大輔(ひょうぶたゆう)だった山縣有朋は兵部少輔川村純義と同西郷従道との連名で「軍備意見書」を出しました。

1)軍備は国内向けから外国向けに変える。2)徴兵制を ...