空挺団物語(15) パレンバン(6)──製油所急襲隊の戦闘
▼「為シ得レハ・・・」
南方総軍では大本営からの意に反して、作戦上の要求から「飛行場奪取」を重視した。「為シ得レハ敵ノ破壊ニ先タチパレンバン製油所ヲ占領確保スヘシ」というように付帯的任務として空挺団に製油所奪取を付与して ...
空挺団物語(14)パレンバン(5)──想定外の強行着陸
□ご挨拶
ようやく気温が30℃に及ばない日が来ました。ほんの少し秋らしくなりました。今日の話題は、田中賢一氏の著作にある「もう1機の強行着陸」を氏の文章をリライトしてみました。実戦ではこうした隠れた事実があるものだと思い ...
空挺団物語(13)パレンバン(4)──事務所を確保する
▼飛行場の西側に降下した第2中隊
第2中隊の任務は、飛行場西側に降下し、飛行場事務所に向かって攻撃すべしという任務を付与された。兵力は1個小隊を聯隊長直轄として差し出したため、中隊長の直接指揮下にあるのは2個小隊と機関銃 ...
空挺団物語(12) パレンバン(3)──降下成功
▼掩護航空隊の活躍
飛行第64戦隊の活動を檜少佐の体験記からみよう。高度800メートルで戦隊長加藤少佐の編隊群は降下地点の上空を警戒中に最後尾の輸送機を襲おうとするハリケーン戦闘機5機を発見した。すかさず、大谷編隊がこれに ...
空挺団物語(11) パレンバン(2)──降下!降下!降下!
▼見慣れぬ中尉
田中耕一氏の回想録に珍しい話がある。スンゲイパタニーで準備中、長髪の見慣れぬ中尉が3名と下士官3名が現われた。大本営の特命でスマトラに行くので、降下部隊に同行させてくれという。身元を確認すると、総軍から「 ...
空挺団物語(10)パレンバン(1)─見よ落下傘空を征く
□ご挨拶
記録的な猛暑、線状降水帯、台風による被害が続いています。皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。わたしは朝から夜の夜中までエアコンを作動させて、なんとかしのいでいます。今のところ、ほとんど雨も降らず、気温が下がる様 ...
空挺団物語(9)降下即突撃
▼挺進飛行戦隊
1941(昭和16)年12月1日に挺進第1聯隊が動員される。つづいて団司令部、挺進飛行戦隊、挺進第2聯隊と次々と動員が下令された。2個挺進聯隊は各4個中隊、各中隊は3個小銃小隊(各4個分隊)、機関銃小隊( ...
空挺団物語(8)要員の募集と訓練
▼練習員募集
1941(昭和16)年1月には全国の部隊に要員募集の通達が回ったという。ただし、外地にある部隊には末端まで届いていなかった。防諜上の配慮もあり、文書には「機動部隊要員募集」となっていて、別途に「これは落下傘 ...
空挺団物語(7)降下用落下傘の開発
▼座布団式の97式
陸軍は操縦者用にはアメリカ製のアービング式、同乗者用にはイタリアのサルバトール式の各落下傘を採用することにした。アービング式は操縦者が腰に吊るして、機上では腰の下に敷く座布団形式だった。これを1号落下 ...
空挺団物語(6)落下傘の歴史
□「偕行」について
偕行社(かいこうしゃ)についてお話します。偕行社とは陸軍将校を会員とする研究・親睦団体でした。「偕行」という社名は「偕(とも)に行かむ」から名付けられました。その会の月刊誌が『偕行社記事』です。投稿は ...