陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(105)

 いよいよ分断作戦が始まります。今回も木元将補の『道北戦争1979』を元にして語らせていただきます。

▼7月17日

 宗谷丘陵は道北地域を東西に分ける分水嶺です。中央部には幌尻山(標高427メートル)、モイマ山 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(104)

 戦車・火砲の回収、修理はどうするか? 実際に疎いわたしたちには有難いことに『道北戦争1979』で木元将補が描いてくれました。

 名寄といえば、旭川よりさらに北にある盆地の名称です。そこには平時には高射特科群と普通科連隊が ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(103)

 木元将補の『道北戦争1979』はいよいよ大詰めを迎えます。両軍は戦車と火砲によって打撃力を競うことになります。ここで第2次大戦後の戦車の歴史をふり返ってみるのも一興でしょう。ちなみにこの時の新鋭戦車74式が、昨年、すべての部隊から姿 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(102)

□ご挨拶

 いよいよウクライナ戦争についての新局面が始まりました。終結についての話し合いが具体的に聞けるかと思いきや、米ウの大統領同士の激論になってしまいました。今後、どうなるのでしょうか。戦争は始めることより終わらせるほ ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(98)

今週も木元寛明元将補の著作『道北戦争1979』をもとに話を進めます。

▼午後4時の状況

 第7師団のハンマーは、1600(午後4時)頃に猿払村鬼志別に達します。師団長は24戦闘団を曲淵付近に進出させ開源~稚内を ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(97)

□自衛官の処遇改善

 先日は防衛3団体の賀詞交歓会がありました。市ヶ谷のグランドヒル・ホテルの会場で、石破内閣総理大臣、国会議員の方々、防衛省の高官、防衛関連企業の皆さん、それに郷友会、隊友会、家族会のメンバーでご挨拶を交 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(96)

今週も木元寛明元将補の著作『道北戦争1979』をもとに話を進めます。

▼第7師団主力の攻勢

 第23戦闘団は師団輸送隊から27輌の2.5トントラックの配属を受けていました。他に特科大隊(15HSP×10)と74 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(95)

今週も木元寛明元将補の著作『道北戦争1979』をもとに話を進めます。

▼5時間の時間差攻撃

 第7師団の作戦は次のように時間差攻撃を行なうものでした。まず、午前5時に第23戦闘団が攻撃を開始します。歌登(うたの ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(94)

□新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。また、もろもろのご事情から明るい気分ではない方々もおられましょう。わたしの友人の1人も元旦にご尊父を亡くされました。

 人生は「禍福(かふく)あざなえる縄のごと ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(91)

□ご挨拶

 今年も残すところほぼ3週間、やり残したことが多いわたしは忙しくなります。部屋の片づけ、本棚の整理、ゴミ出し・・・、ええいやるぞと思わなければいけません。それなのに、やるぞ、やるぞと口ばかりのわたしは家族に愛想を ...