陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(15)

□はじめに

 1871(明治4)年のことでした。兵部大輔(ひょうぶたゆう)だった山縣有朋は兵部少輔川村純義と同西郷従道との連名で「軍備意見書」を出しました。

1)軍備は国内向けから外国向けに変える。2)徴兵制を ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

7-アームストロング砲と後装システム

19世紀半ば、ヨーロッパで鋼の製造方法が発明され、アームストロングは鋼鉄を使った後装施条砲を開発した。砲身内部にも鋼鉄を使い、閉鎖機構には鎖栓式と螺式の2種類があった。初期のアームストロング砲には弱点があり、大口径砲には使えなかったが ...