陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(45)

▼世界大戦を体験しなかったからという誤解

 これはよく言われることです。日本陸軍は第1次世界大戦をきちんと学ばなかったから、陸軍は新しい考えを取り入れなかった。たとえば、大正初めから装備化が進んだ38式歩兵銃の全長は短くな ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(30)

□ご挨拶

 昨日(30日)は久しぶりに、陸上自衛隊富士学校にうかがいました。創立69周年の式典、簡閲行進、訓練展示などを拝見し、「ウサデン」を見すえた装備や訓練のお話なども耳にできました。宇宙、サイバー、電磁波の頭文字をと ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(26)

▼旅順口の攻略

 1894(明治27)年11月13日、混成第2旅団は金州城に到着します。大山第2軍司令官は旅順口付近の敵状をつかもうと思います。内地にいる第2師団の戦場到着を必要とするかどうかを決めるためです。混成第2旅団 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(23)

□はじめに

 少し、時代がさかのぼります。今度は野砲と山砲の歴史です。

 列国陸軍が19世紀に戦場に持ち出した主要な火砲とは野砲と山砲です。野砲は2輪の砲架に載せて主に馬に牽かせました。道路ばかりか草地なども走 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(9)前装施条砲 ナポレオン砲といわれた4斤野・山砲.

▼フランスの技術供与と製鉄所

1866年に、ときのフランス皇帝だったナポレオン3世から幕府に12門の野砲が届きました。同時にフランス軍人もやってきます。ではいったい、開国の元となったアメリカ、海軍力の強大さを誇ったイギリス ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(8) 幕末維新の時代の砲弾

この記事は、幕末の日本でボンベンという砲弾が導入された背景や、フランス軍事顧問団によるナポレオン砲の国産化、そして長崎通詞である高島秋帆の「西洋式火術」が高島流砲術の形成に影響を与えたことについて述べている。幕府は大砲製作に必要な水流 ...