陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(53)軍馬のお話
□季節のご挨拶
一気に春めいて参りました。わが家の近所のお宅の白木蓮が満開で、そろそろ花が散りそうです。いつも道に落ちてしまい、おうちの方がよく掃いておられます。菜の花も開いて、チューリップの芽も出てきました。
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(43)1918年、ドイツ軍春季攻勢
□年頭のご挨拶
明けましておめでとうございます。同時に能登半島の地震、津波などに被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。また、亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、いまだに行方の不明な方々の一刻も早い救助を自衛隊、消防、 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(35)チンタオ要塞攻撃準備
▼戦う重砲兵
くわしい戦記は専門の方々から学ぶこととして、技術史的な、あるいは運用上の細かいことなどを調べていきたいと思います。
まず、攻城砲兵隊の射撃実施の要領から。
(1)主力をもって敵砲兵 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(33)日露戦後の砲兵
▼砲塔砲台とは
素晴らしい好天に恵まれて、今日(22日)は東京湾要塞の千代ケ崎砲台に行きました。京浜急行浦賀駅から港を見ながら徒歩10分、道は史跡燈明堂入口まで平坦です。そこから右手の上り坂をあがります。丘の上に入口があ ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(31) 日露戦争の総決算
□はじめに
日露戦争は「歩兵の戦い」でした。大陸などへ海を渡った野戦軍に属した人は約94万人、うち半数強(55%)が歩兵科の将校・下士・兵卒です。戦闘中の即死、あるいは負傷を理由として亡くなった方(戦闘死者とする)は全体 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(22)「命中弾ニ関スル調査報告」
□はじめに
さすが、7月はやたらに暑いと思ったら、過去の記録を塗り替える猛暑だったようです。連日の体温すら超えるような暑さにはほんとうに参りました。歩いて出かけることもままならず、一日、エアコンをかけております。
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(19) 加農か榴弾砲か
□はじめに
猛暑の中、あるいは豪雨が続く中、みなさまいかがお過ごしでしょうか。3連休の初日、横須賀は薄曇りの空でした。軍艦三笠のすぐ隣のフェリー乗り場から自衛官OBの方々と猿島砲台に行ってまいりました。猿島は無人島で、い ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(11)陸軍兵学寮の雑談
□はじめに
珍談奇談だらけの異文化流入について、雑談風にご紹介したいと思います。とにかく列強に追いつくためには、その装備・兵器や用兵、さらには組織までも丸ごと導入しなくてはなりません。幕末以来、それぞれの大名家には軍隊があ ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(10) フランス、ドイツ混成時代
▼明治初めの建軍時代
近代的な陸海軍をつくらねばならない。そのためには装備だ、人だとなるのはいまも少しも変わりません。1868(明治元)年8月には京都に兵学校(所)が開かれました。翌年9月から11月には大坂城内に移転しま ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(8) 幕末維新の時代の砲弾
この記事は、幕末の日本でボンベンという砲弾が導入された背景や、フランス軍事顧問団によるナポレオン砲の国産化、そして長崎通詞である高島秋帆の「西洋式火術」が高島流砲術の形成に影響を与えたことについて述べている。幕府は大砲製作に必要な水流 ...