陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(48)

▼射程か機動力か?

 自動車産業が発展を続けた第1次世界大戦後のことです。わが国でもささやかながら火砲の牽引にも内燃機関を使った牽引用の車輌を開発しようとします。理由はまず、6頭だての輓馬牽引では前車(弾薬車)も含んだ砲車 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(29)

□陸軍は麦飯を支給した

 UYさま、お問い合わせありがとうございました。実はわたしも1976(昭和51)年に『日露戦争の軍事史的研究』(大江志乃夫・岩波書店)を読むまでは、陸軍は森鴎外軍医の主導の下、頑固に麦飯を支給せず、 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(23)

□はじめに

 少し、時代がさかのぼります。今度は野砲と山砲の歴史です。

 列国陸軍が19世紀に戦場に持ち出した主要な火砲とは野砲と山砲です。野砲は2輪の砲架に載せて主に馬に牽かせました。道路ばかりか草地なども走 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

砲兵史4

グリヴォーバル中将率いる技術者たちは、車輪付きの砲架や照準装置を開発し、新しい砲弾を開発し、ナポレオン軍において砲兵という兵科がはじめて誕生した。砲兵部隊は機動力に優れていた。