陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(103)

 木元将補の『道北戦争1979』はいよいよ大詰めを迎えます。両軍は戦車と火砲によって打撃力を競うことになります。ここで第2次大戦後の戦車の歴史をふり返ってみるのも一興でしょう。ちなみにこの時の新鋭戦車74式が、昨年、すべての部隊から姿 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(99)

今週も木元寛明元将補の著作『道北戦争1979』をもとに話を進めます。

▼シビリアンコントロール

 これまで公表を避けてきた政府でしたが、14日夜から報道が始まり、とうとう官房長官が記者会見を開くことになりました ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(96)

今週も木元寛明元将補の著作『道北戦争1979』をもとに話を進めます。

▼第7師団主力の攻勢

 第23戦闘団は師団輸送隊から27輌の2.5トントラックの配属を受けていました。他に特科大隊(15HSP×10)と74 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(94)

□新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。また、もろもろのご事情から明るい気分ではない方々もおられましょう。わたしの友人の1人も元旦にご尊父を亡くされました。

 人生は「禍福(かふく)あざなえる縄のごと ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(87)

□「もしトラ」ではなく「またトラ」

 合衆国大統領を合衆国民が民主的選挙で選びました。トランプ氏はヒトラーのような独裁者だの、非民主的な政策をとるだのといった、「識者」の断言や「大手マスコミ」の論調があり、接戦だともいわれ ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(77)

□ご挨拶

 皆さま、どうお過ごしでしょうか。大型台風と線状降水帯、また各地で被害、亡くなられた、けがをされた方々の報道があります。たいへん悲しいことです。また、今年初めの能登半島地震の復旧も遅れ、陸上自衛隊による生活支援( ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(74)

□はじめに

お盆休みをいかがお過ごしでしょうか。とにかく暑い、その中でわたしは航空自衛隊熊谷基地にお邪魔しました。帝国陸軍の飛行学校があったところです。籠原(かごはら)の駅を降りると、ほんとうに平らな地形が広がっていました ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(71)

□ご挨拶

 暦では「大暑」だそうです。暑いわけですね。沖縄県は台風の接近で史上空前の猛暑とかテレビで言っていました。昨日は陸上自衛隊富士駐屯地の70周年記念行事でした。時たまに太陽が雲に隠れると、すうっと涼しい風を感じます ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(60)

▼「昔は駄目だった」への反発

1962(昭和37)年といえば、東京オリンピックの開催、東海道新幹線の建設などが軌道に乗っていた頃です。社会の様子もすっかり現在の様子の原型ができあがってきました。

前年には私立大 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(1) 連載の始まりにあたって──火砲の基礎知識 荒木 肇

ロシアのウクライナ侵攻では、ミサイルでなく、砲身砲と戦車の重要性が再認識されました。

・火力が勝利を決める
・野戦砲や戦車の役割は重要である

ということは、専門家からずっと言われてきましたが、耳を傾ける ...