陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(108)

□74戦車に随伴できる装甲車

 61戦車には60式装甲車が随伴しました。新型の74戦車が登場すれば、当然、それと行動を共にできる装甲車が必要です。73式装甲車は、74式戦車の開発と並行して1967(昭和42)年度から70年 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(103)

 木元将補の『道北戦争1979』はいよいよ大詰めを迎えます。両軍は戦車と火砲によって打撃力を競うことになります。ここで第2次大戦後の戦車の歴史をふり返ってみるのも一興でしょう。ちなみにこの時の新鋭戦車74式が、昨年、すべての部隊から姿 ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(98)

今週も木元寛明元将補の著作『道北戦争1979』をもとに話を進めます。

▼午後4時の状況

 第7師団のハンマーは、1600(午後4時)頃に猿払村鬼志別に達します。師団長は24戦闘団を曲淵付近に進出させ開源~稚内を ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(94)

□新年のご挨拶

 明けましておめでとうございます。また、もろもろのご事情から明るい気分ではない方々もおられましょう。わたしの友人の1人も元旦にご尊父を亡くされました。

 人生は「禍福(かふく)あざなえる縄のごと ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(93)

□戦車の射撃

 いよいよ仮想戦記の最大の見せ場である戦車隊の突入です。どのように企画された装備が、どのようにして戦場で生かされるのか、まさに開発者も、製造者も、用兵者もその存在そのものをかけた戦い、しかも貴重な人命を預けた ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(91)

□ご挨拶

 今年も残すところほぼ3週間、やり残したことが多いわたしは忙しくなります。部屋の片づけ、本棚の整理、ゴミ出し・・・、ええいやるぞと思わなければいけません。それなのに、やるぞ、やるぞと口ばかりのわたしは家族に愛想を ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(75)

□はじめに

8月15日がやってきました。ポツダム宣言を受諾し、国民に昭和陛下が自らの声で語りかけた玉音放送が行なわれた日でした。この日の前後にはマスコミや論壇で、さまざまな主張がされるのが当たり前になっています。

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(74)

□はじめに

お盆休みをいかがお過ごしでしょうか。とにかく暑い、その中でわたしは航空自衛隊熊谷基地にお邪魔しました。帝国陸軍の飛行学校があったところです。籠原(かごはら)の駅を降りると、ほんとうに平らな地形が広がっていました ...

陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで

陸軍砲兵史(69)

□ソ連崩壊後に登場した装備の数々

 話があちこち飛んで恐縮ですが、今日は陸自の自走榴弾砲について語っておきましょう。それは、先日耳にしたのですが、ある駐屯地の記念日で「戦車だ。戦車だ」という声が観客からあがったといいます。 ...