陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(45) 第1次世界大戦の教訓
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▼世界大戦を体験しなかったからという誤解
これはよく言われることです。日本陸軍は第1次世界大戦をきちんと学ばなかったから、陸軍は新しい考えを取り入れなかった。たとえば、大正初めから装備化が進んだ38式歩兵銃の全長は短くな ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(36)砲兵火力より肉弾
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▼欧州軍隊が日露戦争から学んだこと
まず、堅固な要塞を攻めるには大口径の榴弾砲が有効だったことです。ドイツはさっそく大口径の攻城重砲を整備します。しかし、同時に日本陸軍が行なった白兵突撃を欧州諸国ではたいへん高く評価しま ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(32)日露戦争の総決算(2)
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□はじめに
KYさま、いつもご愛読ありがとうございます。今回も素晴らしいご指摘に感服しました。「庶民の悲劇」に寄り添うのが戦後歴史学界の常識でした。「民衆はいつも被害者だった」、「地位の高い人間はいつも得をしていた」、そ ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(29)日露両軍の戦い
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□陸軍は麦飯を支給した
UYさま、お問い合わせありがとうございました。実はわたしも1976(昭和51)年に『日露戦争の軍事史的研究』(大江志乃夫・岩波書店)を読むまでは、陸軍は森鴎外軍医の主導の下、頑固に麦飯を支給せず、 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(17)東京湾防衛の要塞(5)
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□はじめに
梅雨の晴れ間といいますが猛暑にあぶられています。毎日の気温の乱高下には合わせるのが難しく、周囲には夏風邪をひいた人も多くいるようです。わたしもご多分にもれず、鼻と喉の痛み、咳の多発に難儀しました。コロナではな ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(8) 幕末維新の時代の砲弾

この記事は、幕末の日本でボンベンという砲弾が導入された背景や、フランス軍事顧問団によるナポレオン砲の国産化、そして長崎通詞である高島秋帆の「西洋式火術」が高島流砲術の形成に影響を与えたことについて述べている。幕府は大砲製作に必要な水流 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(6)ー産業革命と火砲ー

□ご挨拶・テロの時代
分からなくなりましたね。今度は現職総理の遭難。もっとも爆発物の威力が小さく、時限装置も不正確だったか、幸いなことに大事には至りませんでした。犯人を取り押さえたのは地元の漁師さんだったとか。とっさの判 ...
陸軍砲兵史-明治建軍から自衛隊砲兵まで(3) ナポレオンの軍隊

ナポレオンはフランス軍の弱点を克服するため、散兵戦闘や遊撃兵中隊を取り入れ、煙幕を利用した戦闘を展開し、また大砲の規格化による技術革新を実現しました。これらの戦術と技術革新が、ナポレオンの軍隊の強さを生み出しました。ジョミニの著書も引 ...